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9月30日発売予定とされているFF15へ繋がる話となる映像作品である『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』をみてきました。
映画館にて『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』なるものを知った程度のノリで見てきたんですが、とにかく圧倒されました…!!
ネタバレを含めつつ感想を書いていきます。
ちなみに、FF15の前知識として、アニメ作品である『BROTHERHOOD FINALFANTASY XV』を見ていたり、映画の内容がゲームの主人公であるノクティスの父上の話だということを説明文で知った程度です。
見始めてすぐさま映像の美しさとCG技術のすごさにびっくりしました…!!
洋画を見ているようなリアルさ…!!
過去のCG映像作品であるFF7アドベントチルドレンもきれいだったなーと思うのに、さらにすごいです…。(しかしFFのCG映画と言われると緊張する世代)
あまりに実在するようなキャラクター達が動くのでそのうち人間必要なくなるのでは…?なんて思うくらいきれい。
シナリオの方は、全体的に前知識ないと少し分かりづらいかなーと思うことはありましたが、同行してくれた友人(本来興味をもってなかった)が見終わった後には面白かったと言っていたので、人におすすめしても良い作品だと思います。
最初は世界観の把握に忙しいかもしれないですけど、見てるうちに理解は可能なのでなんとかなるかな…?と。
魔法vs機械だったり、ロボ映画だったり怪獣映画のような迫力もあり、ファンタジーの要素の中に現実的な町並みだったり、移民問題だったり…と他にはない世界観やテーマ性を感じました。
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色々あるFF15プロダクト
FF13ヴェルサスが発表されて、いつの間にやら(その間10年経過)FF13だったものがFF15になっていました…。
そしてついに発売日がそこに…と未だに夢みたいな感覚なんですけど、FF15はゲームだけじゃないんですよね。
- KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(映画)
- BROTHERHOOD FINALFANTASY XV(アニメ)
- FINALFANTASY XV(ゲーム)
と、こんな感じでしょうか。
映画はゲーム本作へ繋がる過去の話、アニメはゲームと同じ時間軸の中ですが人間的な温かみのある部分を描いているように思います。
FF15はファイナルファンタジーシリーズであると同時に、FABULA NOVA CRYSTALLISというプロジェクトにも分類されるそうです。
FFの過去作品でもクリスタルが重要な役割を果たす作品は多いですが、このFABULA NOVA CRYSTALLIS(ファブラ ノヴァ クリスタリス)は「新しいクリスタルの物語」を意味し、一定のクリスタル神話を有した世界観の作品を指すそうです。
(FF13シリーズやアギトなどが該当する)
近年のFFシリーズから離れていたので勉強になりました…!
知っておいたほうがいい前知識
舞台はメイン作品であるFF15の少し前の時間軸。
FF15の主人公であるノクティスの父親であるルシス王国レギス国王の視点で物語が進行する。
映画での主人公は「王の剣」と呼ばれるルシス王国レギス王直属部隊に属するニックス・ウリック。
彼とこの「王の剣」のメンバーが映画の話の中心となる。
「王の剣」には王の魔法の力がわけられているものの、ニックスは何故か魔法の力を使いワープして攻撃、という能力がつかえる。
(魔法の演出が予想外なので前知識として、これが魔法だという感覚があったほうがわかりやすいかも)
映画ではルシスとニフルハイムの戦いの中に起こった出来事を描いている。
ルシスは魔法国家、ニフルハイムは機械国家というイメージ。
国王レギスが己の生命力を削り、魔法障壁を張ることでニフルハイムからの攻撃に抵抗している。
魔法障壁を張ることが出来ているのは首都インソムニアのみ。
冒頭からカタカナの主語がたくさん出てくるので国家の名称か首都の名称か人の名前かが分かると理解しやすいかと思います。
ルシス、ニフルハイム、テネブラエ(FF15のヒロインであるルナフレーナの故郷)の3国が重要。
映画のあらすじ・内容をざっとネタバレありで紹介
体が弱かったノクティスの幼少時代、テネブラエへ療養へ訪れるシーンからはじまります。
しかしちょうどそのタイミングでニフルハイムが襲撃、ノクトを抱え、ルナフレーナの手を握り逃げようとするレギス。
ルナフレーナは自主的に手を離し、敵に捕まる道を選びます。
それから時がたち、ニフルハイムはルシス襲撃を何度も試みている模様。
ある日、ニフルハイム帝国宰相のアーデンがルシスを訪れある提案をします。
停戦と引き換えに、ルシスの首都インソムニア以外の土地を渡すこと。
そして和平の象徴としてノクティスとルナフレーナの結婚式を行うという内容でした。
ルシスのお偉いさん達の中で、この件をどうするか会議がひらかれ、受け入れることになりました。
今まで命をかけて戦ってきた「王の剣」という直属部隊の中には、これを良く思わない者がたくさんいました。
なぜなら彼らはインソムニア周辺の国の移民であり、この決定は自分の故郷が見捨てられるということ。
彼らの故郷に対する思いは何よりも強いため、不穏な空気が漂いはじめます。
そして、和平のための調印式、そこで起きたのは和平ではなく…最後の戦いが起きる…。
ざっとこんな流れの中で、色んな立場の人間が己の正義に従い、行動し、複雑にぶつかり合って話が進んでいきます。
映画では表面的にしか描かれていなくとも、裏ではこの時にこういった理由でこうなっていたのではないか、などのゲームに繋がる伏線のようなものが見えたりします。
「民を犠牲にしても、自分の子供は守ると?」
ニックスが言うセリフですが、前知識なくなんとなくで映画をみているだけの側にはレギス王がなぜここまで自分の子供だけを守ろうとするのか少し疑問がわく部分でもあります。
単に親だから子供がかわいい、とかそれだけの理由ではなさそうです。
おそらくこのあたりがクリスタル神話にかかわってくる部分なのかなーと。
他のキャラクターからしたらそれは分からない部分なので、反感買ってしまうことも仕方のない要素になるのは悲しいですね…。
王の剣の中での裏切り等、人間的な感情があるから起きるものでもあるので、現実を突きつけられる気がします。
逆に、クリスタルが奪われること、王が尽きることで、ニックスがワープ能力が使えなくなる演出や、王家に受け継がれる指輪とその能力を使うための審判シーンなどのファンタジー要素と、反面、機械や文明社会の描き方のバランスの良さに独特の魅力があって、ゲームが一層楽しみになりました。
ニックスが指輪を条件付ではあるものの、扱えるようになったことで、その後ゲームの方ではノクティスが指輪を持っているシーンに深みを増すというか…バックグラウンドを知ることでノクティスもただ守られるだけじゃないんだなーと想像できるというか…。
ノクトも指輪を使うことになっていくんでしょうけど生命力削っていくのかな…。
映画をみた後に、配信されているトレイラーを見ると、ノクティス側からこの内容を受け止められるように感じます。
鈴木達央氏の演技がまたすごく胸を打つ…。
「停戦の意志は始めから無かった」とか…ぜひ映画と照らし合わせて見て欲しいですね!!
さいごに
映画では入場者特典がもらえるのですが、週替わりっぽいので公式サイトをみてチェックしていくと楽しいかもです。
今はルーナの色紙でした。
楽しみといえば、キングスグレイブのメインテーマもですが、FF15のゲーム内の音楽は下村陽子さんの作曲とのことなので、それも楽しみだったりします。
すでに映画を見てきた人達にとってもキングスグレイブは好評なようだし、ゲームをやる予定じゃない人でも映画はまあまあ楽しめるんじゃないかなーと思います。
後、個人的には怪獣映画だったりアクション要素の強い洋画好きな人でも楽しめるんじゃないかと思いました。
オルトロスみたいなやつ出てきたなぁ…
魔法の演出、ワープ攻撃という攻撃方法、ゲーム的な視点でみても斬新でわくわくしました。
ゲームで公開されてる情報の中で、ベネチアをモデルにした海上都市もあったりしたので、この世界の中を歩けるだけでもテンションあがりそう~!!
映画は緊張の連続だっただけに本編の楽しそうな映像シーンをみてバランスをとる次第…。
と期待づくしですが、大作って発売延期がつきものみたいな気がしてるからどうなんだろう…
体験版ももうできるようなので、早く本作が出来る日がくることを心待ちにしています。