タイムリープ+ダブルヒロインで最強に面白いライフイズストレンジのこと


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タイムリープとかタイムトラペルとかタイムスリップとか、それぞれの違いをその単語の意味程度にしか理解仕切れてないのですが、時間移動を題材にしてる作品の面白い率は高いな~と思う今日この頃です。

最近で言えば「僕だけがいない街」なんか周囲の反応を見ていても人気があったように感じますし、自分から見てもラストまで上手く話ができていて面白かったなーと感じます。

しかしながら、最近のタイムリープものを見るたびに「シュタゲみたいだった…!」とにわかくさい感想を呟いてしまうことも多々あり…
時間を繰り返すことで問題を解決していくことという、既存作品と同じようなテーマを描くのはハンデがあるように見えるけど、単純にそういうわけでもないんだなって。
その都度新たな作品ならではの世界観やキャラクターの魅力が描かれていたり話の組み立てが上手かったりと、その辺りの評価って大きいんでしょうね。

そういった面を総合して「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」は面白かったんだなぁと未だに思います。
世界観は癖があるけど、そこが個性だったりするし。

そんなこんなで、最近自分が面白かったなーと思う作品「Life Is Strange(ライフイズストレンジ)」の話を中心に、その他の作品のこととか、偏った感じに紹介していきます。


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ライフイズストレンジ(Life Is Strange)2人の少女が選択する未来

2015年1月に海外で発売、2016年3月3日にスクウェア・エニックスから日本語吹き替え版が発売された「ライフイズストレンジ」
ご存知の方もたくさんいることかと思います。

「人生は選択肢だらけ でも もし 選び直すことができたら」というコピーが印象的です。
全5エピソードからなり、20時間かからないくらいでクリアできるかな?

私は洋ゲーに対して少し苦手意識をもっているんですけど、これが不思議…!!
ライフイズストレンジは序盤からそんな意識感じることなくすんなり物語に入り込めました。

というのも、主人公が女の子、学生、どことなくオタクっぽい馴染みやすさ、感情表現の仕方に好感が持てるなどなど…(日本人ぽさがある)
さらに作中に出てくるキャラクター達もリアリティ追求のせいか、整いすぎてなくて個性がある表情してるなーと謎の愛着がわきます。
一番良かったのは主人公が女の子なのに対して、ヒロインにあたる子も女の子だったところだな~。
ダブルヒロイン好きな方にはゴリ押ししたい!!

ライフイズストレンジのあらすじ

舞台はアメリカ・オレゴン州の架空の田舎街「アルカディア・ベイ」

冒頭、ひどい嵐の中に倒れている主人公マックス。
灯台へ逃げ込むシーンから操作開始となります。
そこでみた巨大な竜巻、そして飛散物により崩れてくる灯台…

そこで目が覚めるマックス。
今は写真の授業中だったものの、自分では夢じゃない、居眠りなんてしていないとこれを不思議に思いますが、ここから学生生活がスタートします。

この学生生活が洋ゲー感なり洋ドラ感あるなぁと思うけど、同時に学生ならではの青春を体感できるのがすごく楽しかった。
主人公はおとなしそうに見えて、自撮りが趣味だったり、周りにマックスとあだ名で呼ばせているようだし、なかなかパンチ効いてるステータスを持ってます。

物語が動くのは顔でも洗ってシャッキリしよう!とトイレに入った後。
なぜかトイレで青く輝く蝶を見つけ、写真を撮っていると事件がおきます。

ネイサンと呼ばれる男が何故か挙動不審に女性トイレへ入ってくる、続けて青い髪の女の子が入ってくる。
影に隠れていたマックスに気付かず、揉めているかと思えば、突然ネイサンが銃を持ち出し青い髪の女の子に発砲。

そこで「ダメ!」とマックスが飛びだすと…

気付くと先ほどの授業に戻っている…?
ここから主人公マックスは時間を巻き戻すことができるようになります。

先ほど先生に当てられて、答えられなかった問題をすんなり答えてみたりと小さなことから時間の流れを変えていきます。
まずはあの青い髪の女の子を助けるという目的からはじまったこの物語。

まるで映画みたいなライフイズストレンジ、どうして面白かったか

青い髪の女の子は実はマックスの幼馴染だったことが後から判明し(トイレのときは気がつかなかった)、後にこの青髪のクロエと行動をしていくことになります。
いじめだったり薬だったりと物語が含むテーマがそれなりに重たいからかCERO:D(17才以上対象)のようですね。

作中ところどころでつかわれる挿入歌(洋楽)がすごく良くて、これが青春色を濃くしてくれてる気がします。
線路の上を歩くシーンでは、スタンドバイミーを思い出したり…!
ライフイズストレンジが映画的な印象を受けるのって、この洋楽が大きな役割を果たしているのかもしれないです。

life_is_strange
突然ベッドの上でクロエがウェーイってなるの可愛かった。

作中で描かれているのは、マックスの立場から見たほんの少しの時間ではあったかもしれないけど、クロエとの出会いからとある行方不明者の真相を追うことになったり、クロエの命を救うために何度も選択を迫られたりと、濃厚すぎるくらいの人生ドラマが描かれています。
時間を戻せるといっても、これで最強!!となるわけじゃなくて、どのアイテムを使ってどう展開していけば最善の結果になるのか、と順番に悩むこともあるのでこのあたりがゲームとして面白い部分かなーと。

時間を戻しをやりすぎているうちに自分の体調がおかしくなっていくことに気付くのも、プレイヤーとしてはこれ、繰り返して大丈夫…?と不安要素にもなり、より選択を迫られることになります。

様々な選択肢を選んではやりなおし、これが良いと思った結果をすすめていくことになるんですが、これで人間関係が偏ったりと、この辺りも面白いです。
エピソードクリアごとに全プレイヤーがどの選択を選んだか、パーセンテージが表示されるため、あれ?自分ってこんな非情なことした?とここで気づいたりもする。

エピソード3あたりで思いっきりクロエの未来が変わる選択があって…。
良かれと思って選択してきた先にショッキングな未来が作られて、辛い選択肢を迫られることになって…。
選ばれなかった選択さえすべて己の経験値になってるし、このゲームに無駄なものなんて一つもないんだな~と痛感します。

そして、全ての行方がとある一つの真相に結びつくので、結末や黒幕を知ったときに今度はマックスの能力をどう使って状況を切り抜けていくか…とけっこう難しい気がする。

ちょっと残念だった部分と反感を買う可能性があるとしたら

どの選択がどう結びつくか、何もしらない状態でゲームをはじめたほうが絶対に面白いと思えるライフストレンジ。

ネタバレになってしまうので、ぼやかして書くと…(少しでもネタバレNGな方は飛ばして下さいね!)
ラストの選択のことで賛否両論が割れるそうですね。

結末的には、こういうゲームの儚さってアリだなぁと自分は思うんですけど、完全ハッピーエンド主義にはもやもやするかも?

エンディングの内容に不満はないけど、ここまでの積み上げてきた内容とは…?と思ってしまうのが残念だったかも。
エンディングへ影響あればよりよかったなーとか。

後は、クロエの性格がかなり自己中で不安定なので、彼女を受け入れられない人にとってはゲームが楽しくないのでは…?と不安も少しある。
その辺は最後の選択肢までがんばって欲しいところ。
私はなんでかクロエ憎めなかったな…!

マックスとクロエの関係を友情と言うのか、恋が混ざってるのかって受け取り手によって感じ方の違う微妙なラインかもしれないけど、性別どうこうじゃなくて、人間単位で大切な人・好きな人なんだな~って自分的には解釈してます。
思春期の女の子同士ならなおさら。

ライフイズストレンジ、今後実写映像化が決まっていますので、ぜひ未プレイ方はのこれを気にプレイしてみてはいかがでしょうか。
現在、PS3、PS4、PC、Xbox360、XboxOneと幅広くハード展開されています。
もともとお安い値段だし、PC版はたまにセールやってるの見かけるのでぜひ~!!
PS4 Life Is Strange(ライフイズストレンジ)

その他タイムリープ作品のこと

こういった時間ものの作品を挙げるときにあまり知られていないような、個人的に楽しかった作品をいくつか…。
少女マンガに乙女ゲームと偏ってます。

orange(オレンジ)

最近読んだのは、現在アニメでも放送されている「orange」
別冊マーガレットから月刊アクションへ掲載誌が変わっており、少女漫画としては珍しい内容になっています。

タイムリープものというと少し違うんですけど、主人公のもとに未来の自分から手紙が送られてきて「過去の後悔を消したい」との理由で手紙どおりに未来を変えていく話です。
実写映画にもなってる有名作品なので知ってる人は多そう。

タイムリープものとかSFものとして期待して読むと、ラストの展開にもやっとしてしまうかも…?
キャラクター達は時間をまたぐこともないので、タイムリープではなくパラレルワールドもの…?

あと、私は作品を十分楽しませてもらいましたが、最後一番気になる部分が読者の想像にお任せします。みたいな、わからないまま終わってしまったのがな~…

恵まれた友情関係とその演出が素晴らしく、とても輝いてみえる作品でした…何度か泣きました…。
ただし、主人公も鈍すぎるし、翔くんに関しては好みが完全にわかれそうですね。
Orange 1~5巻(完結)

AMNESIA(アムネシア)

初めて見たときは、キャラデザの印象強さから内容まで想像できなかったけど、サスペンスものなんですよね。
事件に巻き込まれ体質の主人公。乙女ゲームか!?ってくらいよくしにます。

原作は乙女ゲームなんですが、アニメ化も舞台化もされています。

記憶喪失の主人公と謎の精霊が一蓮托生で、記憶を取り戻そうとしていく物語です。

攻略キャラクターによってガラッとシナリオが変わるだけじゃなく、主人公と彼らの人間関係も違ってきます。
同じキャラなのにとある世界では幼馴染だったり、またとある世界では義理の兄だったり…と。

これもパラレルワールド要素が濃くて、タイムリープ要素は…?というと、全キャラを攻略した後にできるあるルートによって真相がわかります。
なんどやり直しても同じ結末を迎えてしまう…とやんでいく心もわかる…。

シナリオもこの設定もかなり面白かったです。

お安くなってVitaへ移植されてた模様。
AMNESIA V Edition

CLOCK ZERO(クロックゼロ)~終焉の一秒~

こちらも乙女ゲーム。舞台化もされています。

乙女ゲーム好きの友達には「これ本当に乙女ゲーム?」と疑問を抱かせるほど、癖のあるシナリオでした。
が、私は大好きです。全体的に暗めでシリアス、欝シナリオっぽくて。

作業ゲー感があったり、テキストはけっこう読むの疲れるくらいみっちりなので人を選ぶかな~と中々他人に勧められずにいます。

小学6年生である主人公は、秋霖学園での学園生活をほほえましく送っていた…
と思いきやある日事件が起きる。全ての時間がとまり、主人公だけ別な世界へ。

見たこともない荒廃した世界で目覚める。
鏡を見ると成長した姿の自分。どうやらここは未来の世界らしい。

なぜこんな未来の世界になっているのか、攻略キャラクターによって見え方が違うかも。
小学生の頃に一緒に課題をこなしていた子達がこの未来の世界にもいるけど、パラレルワールドなので基本的にはみんな主人公と記憶は共有してないことになります。

未来の世界で、事故にあってしまい目覚めない主人公の体に小学生の主人公の精神を移し目覚めさせる。
こういった計画が動いていたことを知っていき、その事故が起きる理由まで探すと黒幕が見えてきます。

各々自分の考えがあってこその行動を取っているので誰も嫌いになれないというすごく良くできたシナリオでした。

攻略が難しくて中々狙ったエンディングに行かなかった思い出があります。
甘さが薄めでぐろいシーンもあったりヤンデレもいたり…と最近の乙女ゲームは攻めてるなぁと逆に感心しました。

タイムリープ要素といったら、主人公が時間を行き来するというよりは他のキャラクターがおこなっていたという珍しいパターンかも?

2015年にVita版にリメイクされているので、それをおすすめします!(追加要素あり&作業感は減ってるかと…)
PSVita CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ Ex Time

さいごに

タイムリープものやタイムトラベルもの、有名どころもたくさんあるけどこんなのもあるよー!ってことでまとめてみました。

ライフイズストレンジはかなりの当たりゲームだなぁと思うし、やったことのない人には全力でオススメしたいです。
映像化がほんとにたのしみだなー!!

乙女ゲームなんかはプレイする人を選ぶものでもあるので、気になったらぐぐってみたりして頂けると嬉しいなーと。

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