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『聲の形』をみてきました!特典冊子もすばらしい!内容や感想まとめ


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他の映画を見に行った時に流れる広告で知り、気になっていた『聲の形』をみてきました。
またも前知識など全くなしに…どんな話かも知らずに…

監督は「けいおん!」「たまこラブストーリー」などで知られる山田尚子監督。
ということで女の子がかわいい、くらいの印象しか持たずに。

この「聲(こえ)」という漢字、なかなか見かけない文字で、少し前に「蟹の形」と間違えて検索されているというニュースになったりしていました。
映画をみると「蟹の形」でも間違いとは言い切れない…。笑

マリアちゃん(幼女)のTシャツや鞄のマスコットに蟹がいるし…!!


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どんな話なの?『聲の形』について、感想とか

原作はマンガで全7巻で完結されています。
映画ではこの7巻分をベースにうまくまとめてはいるようですが、原作を読んでいる方からするとあのシーンがない!などと残念に思う部分もあるようです。

映画『聲の形』あらすじ(この先、ネタバレ有り)

主人公である男の子が橋から飛び降りようとするシーンから物語がはじまります。
そしてそこに至る理由が描かれる回想シーン。

小学6年生の主人公(石田将也)のクラスに耳の聞えない障害をもつ女の子(西宮硝子)が転校してきた。
周りの反応は小学生らしく、はじめは変わった転校生に興味をもち、筆談などで交流していました。

ですが、主人公は率先してその女の子をいじめはじめ、将也だけでなく次第に硝子を気に食わない女の子達も加わるようになります。

何度も硝子の補聴器が紛失されたことにより、ある日、硝子の親から学校へ連絡が入り、いじめの追及がされることになります。
担任の教師も将也であることが分かっていたので、それを指摘したところ、他のメンバーの名前をあげる将也。

けれど、他の子達は「自分はやめろと言ったんです」といじめへの加担を否認。
それから将也の生活は一変し、今度は自分が孤立し、いじめられるようになり、その状態のまま高校生を迎えることになりました。

すっかり性格も変わってしまった将也。
今は自分の親が弁償した補聴器代金の170万を稼いでバイトをやめ、最後に硝子に会い、謝罪し、自分の命を終えようとしているところでした。

人物描写が素晴らしい

いじめっ子だった主人公の変わりようがすごいです。
どこか諦めがちなような、全てを自分のせいだと思っているような…

確かにいじめをする人物が悪であり、本人もそれを痛いほどに認めています。
小学生から高校生までの時間で、ここまで人格って変わるんだなぁというくらい、雰囲気が変わっていて、どれだけ己を責めてきたかが伺えます。
そして誰の顔も見ない、声も聞かない、と高校生活を自らシャットアウトしているようでした。
(シャットアウトしている他人の顔には×マークがついている)

ヒロインである西宮硝子は障害があれど、器量も性格も良い子で、中々リアリティはないかなぁと思ってしまうけどアニメ映画だし仕方ない。

映画に登場する一人ひとりが魅力的で、特に将也と硝子それぞれの家族がすごく良かったな…!
本当に良いお母さん達に妹に…

硝子のお母さんは一件悪役に見えそうだけど、私は映画を見て子供想いの良いお母さんに感じました。
さらに映画特典のマンガを読んで、それを実感。
西宮家は母の厳しさとおばあちゃん優しさとのバランスがすばらしい。

硝子の妹、結絃なんて最初はなんだこのこ!?と思ってたけど、最終的には一番良く頑張ってたなぁって…一番好きだなーと思うキャラクターでした。
この子、虫の死骸の写真を撮るのが趣味なのか、そういった写真をたくさん集めているみたいで、どこか危ない要素もあるのかなぁなんて思ってたのにそれにもしっかりした理由があって。

原作マンガだと西宮家の父親のことが描かれているようですが、そうとう胸糞悪いみたいですね…。
映画では全く語られていなかったです。

メインである小学生時代の人間関係や高校になってからの友人関係、映画の中盤の物語ではすごく大きな事件などが起きる流れではないけど、登場人物達の感情が上手く絡み合って進行していき、面白いなー!この先どう展開していくのかなー?と楽しんでみていられました。

この作品のテーマが「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」というところにあるため、登場人物達の思考や言い分、それぞれが上手く伝わってないせいでこんな自体になってしまって…と感じることが多かったです。

もう1人のヒロイン(?)であり、女子いじめっこ代表格であった植野直花の言い分はそれっぽく自分理論を展開していて勝手ではあるけど、恋敵に対する苛立ちも混ざっているんだろうなって思うと少し同情してしまうような気もする。
女目線としては、あれだけ思いっきり言ってくれればすっきりもする。

逆に植野や他の子達といじめに同調していたけど、自分はやっていないと主張する川井みきなんかは世渡り上手だなぁ~って思うものの、実際にああいう人間はたくさんいるので…

嫌悪を感じる人はいるかも

作品として、障害者へのいじめが描かれていたりするので、見る人を選ぶのは間違いないけど一概に障害者だからとか、健常者だからとか、いじめられっこだからとかで感じ方が分かれるものでもないようです。
こういった内容を描くのって色んな方面で難しいだろうなって思うけど、先に書いたようにテーマが「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」にあるのでコミュニケーションのあり方に視点を向けると作品の魅力がみえてくるのかも。

自分の場合だけど、海外旅行に行った時に日本語しか話せないし、コミュニケーションをとることの大変さが恐怖に感じてしまったりした部分はあったりして、悪気はないし、言葉が通じるなら話したいけど、可能な限り言葉を交わさない方法へ考えてしまうようになったことがあって、それを思い出しました。

硝子が転校してきたクラスでは、担任の先生が当たり前のように「自己紹介しなさい」と声をかけたり、授業の教え方は耳の障害がある人に向けられた教え方ではないし、教科書を読ませるし…
疑問には感じていたけど、どうやら西宮母が硝子を普通に育てたい気持ちから、他の生徒と同様に授業を受けさせていたんだと後に知ったので(入場特典マンガ)、なるほど…となりました。

小学6年生ってすごく絶妙な時期だと思うんですよね…。
変わった子、として硝子に興味を持った後に、クラスみんな仲良くやっていけるか、逆にいじめに発展するか…

先生のことは原作マンガでもう少し描かれているようなので、読んでいない身としては完全に責められないけど、もうすこし…なんか…!!って思ってしまいました。

色々言ってみたけど、どんな理由つけたっていじめはいじめる側が悪いのは間違いないことなんですけどね…

気になったこと

硝子の補聴器が小学生の頃両側だったのが、高校生で再会したときに片側になっていたこと。

片側聞えなくなってしまったのかな…?とか思ったんですけど、小学生のときに将也に怪我させられた片耳につけられなくなったとか…?
原作でも詳しくは語られていないようです…(?)

あと、将也と硝子と出かけた先が養老公園だったのびっくり…!
聲の形は岐阜県を舞台に描かれていたんですね~!

養老天命反転地行ってみたいって思ってたんです…。聖地になってしまった…!!

入場者特典がなくなる前に劇場へ!!

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入場者特典の映画「聲の形」スペシャルブック、私はもらえたんですけど劇場によってはすでに配布終了しているところもあるみたいです。
描き下ろしマンガなので、必見ですよ~!!

内容は、硝子に対するお母さんの厳しさの理由が描かれています。
みんなと同じ、普通レベルに育てたいと考えた時から心を鬼に、硝子に厳しく。

母の誕生日に硝子が作るケーキ、映画でも描かれていましたが、硝子は小さい頃からケーキを毎年作ってきたんですねー!
見栄えや味に対して、厳しくコメントするお母さんですが、おばあちゃんはニコニコと褒めています。

そして劇中で亡くなったおばあちゃんの誕生日ケーキ、今年は私が、とお母さんが作ることに。

いざ自分で作ったケーキ、見た目は完璧だけれど、食べてみると…。
硝子ってケーキ作るの上手だったのね、と苦笑。
今度は褒めてあげなきゃ、というお話でした。

さいごに

キャラクター達が外見含めて魅力的で(おもしろい)、とても良い映画でした。

マリアちゃん癒しだったし、終盤でついに現れる父親のインパクト強すぎ…!!
そっとコマにいるのにそっとってレベルじゃない。

ゆづるも激良い子なのでめちゃくちゃ推せる~!!!
学校行っていない娘にうるさく言ってなさそうだったし(原作にはあるのかな?)、一見厳しいお母さんだけど子供のこと大切してるんだろうなって映画からなんとなく伝わりましたよ~

西宮の母さんとゆづるが将也のお母さんに土下座するシーンで思わず泣いてしまいました…。
母子の想いが感じられる作品にめっぽう弱い…。

個人的には目がしんでて外見がかわいい島田くんとのその後が気になっています。

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