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ドラクエ5を元にした映画が公開されるとのことで、ここ最近映画の中でも1番楽しみにしていました。
もうただただあの壮大なストーリーが現代のグラフィックで映画でみれるということが楽しみで…!
ドラクエ5のゲームはSFC版で経験したのですが、リメイク版では色々変わっている部分もあるんですね…。
結果的に、すごい!すごい!!と涙ぐむことの連続の末、最後の展開にエ…となってしまい、悲しい気持ちを抱えて帰ってきました…。
今回はネタバレありで感想を書いてみたいと思います。
予告の時点でこういうの苦手~とかみじんも思ってなく、ほんとうに楽しみにしていた人間のそのまんまの感想です。
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重点を置いていたのは結婚?花嫁選び?
ドラクエ5のストーリーはドラクエ史上でも1番といっていいくらい壮大なストーリーだと思っています。
それを映画1本に収めるにはだいぶ駆け足になってしまうのは仕方のないこと。
映画はあくまでもユアストーリーであって、ドラクエ5まんまではないことを頭に強く置いた方がいいなと思いました。
ゲームの画面のいくつかから映像ははじまり、この時点でなつかしさでじんわりきてしまいます。
主人公(リュカ)の子供時代は要点だけかいつまんで駆け足ですすんでいくのですが、SFC版だけしかやっていない自分にはまず幼少時代にフローラと出会っていたという設定にびっくりしました。
あっという間にパパスの最期、リュカとヘンリーの奴隷時代からフローラとの再会へうつってゆきます。
あのパパスの最期のシーンや奴隷シーン、描き方によってはもっと重く演出できると思うし思いのほかあっさりだったな!?という思いもありました(これは最後に理由がわかる)
フローラの再会シーンでは、それはもう運命の相手のように描写がされ、あれ?この感じだとリュカはフローラと結婚するのかな?という流れした。
実際、条件をクリアし、戻ってきたリュカはビアンカに後押しされてフローラに「結婚してください」と告げます。
そこから謎の占い師(老婆)の助言、謎の薬によって自分の本心と向き合うことになったリュカはなんでも言い合えるビアンカが1番大事なことに気が付きます。
そのあとはもう早いこと、すぐさまフローラとの結婚破棄、ビアンカへのプロポーズと…
この辺りがちょっと微妙でしたね…どっちにするにしても1度プロポーズしたのをなかったことにするっていうのは…ちょっと…
フローラへのプロポーズシーンについてきて後押しするビアンカもちょっとどうなのって思ってしまう…(女のマウントみたいにみえてしまう)
その後、あの占い師の老婆は魔法で化けたフローラだった、リュカの本当の心を先に気づいてしまい、ビアンカへの想いに気づかせることにした。という後付けが入るわけですが…
これも良い話で終わらせようとするシーンにみえてちょっとな…と…
ビアンカ派、フローラ派どっちにも良い顔しようとしたのかな…?っていう風にみえてしまった…(自分はビアンカ派です)
大好きなキャラクターがいない…
ゲームだと主人公とビアンカの子供、ゲームだと双子の兄妹が生まれるわけですが…
映画では子供は男の子のみ。
あれ…?女の子は…?
と、娘がめちゃくちゃ大好きな自分にはこれまたかなりショック。
確かに天空の剣という話からいくと必要ないと判断されるのかもしれないけど…
キャラクター一人出すのにコスト大きそうだし…
イオナズンが…
なんかあの子たちはニコイチだと思ってたのでここをバッサリカットできるの逆にびっくりしちゃったな!?
みんなそんなに気にならないのかな…
【オチのネタバレ!】ゲマとの戦い、終局へ
ところどころゲームのストーリーとは違ってくる部分があって、それは映画の尺的に仕方ないなーと思っていたのですが、ここで1番の衝撃が訪れます。
ゲマが最期の力で魔界の門を開く、そこに息子(王子)天空の剣を投げ込み門を見事に閉じたかのようにみえた…
その次の瞬間、空間すべての時が止まる。
リュカを除いて。
ここからが超展開なんですが、現れたミルドラースと思われたソレは、淡々とコンピューター用語的なものを話し出す。
リュカのいた空間は真っ白なプログラムになり、そこにいたキャラクター達もがただのデータとして崩れ、消えていく。
ミルドラースは、自分はウィルスだと語る。
・・・・・・・・・・・・。
愕然です。
まーーーーーーーたこの展開だよーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!
と…。
どんでん返しとか驚きみたいな展開にしたいんでしょうかね…この手のオチ、本当に面白くないし一瞬ですべてを興ざめさせるある意味すごい展開です。
ゲーム、バーチャル空間のキャラクターだったとネタバラシされる瞬間…。
一気に現実をみせられるというか…その手法で感動だったりわあすごい!ってなるなら全然いいんですけど…
製作側ってこういう仕掛けをして満足してるんでしょうか…
結局ゲームの中の話だったけど俺の旅は、感じたものは本物だ!みたいな美談で終わったんですが…なんかなぁ…
個人的にはこのオチ、地雷だなって…さすがに他作品でも見せられて今回で3回目…
散々言った最後に
途中までのワクワク感とかキャラクター・世界の生きてる感とかとても楽しかったし懐かしかったです。
ゲームの主人公はしゃべらないから、リュカのイメージとか、結構ちがうな…って思ったり、ビアンカもなんでも言い合える関係というよりはアネゴの立ち位置で尻に敷かれている夫というイメージがあったのでちょっとそこも違うかなー、でもあくまでもユアアストーリーだからなーーーと思ったりしてみていました。
それの理由付けとしてリュカという人物がバーチャルで楽しんでいたゲームの中の世界の話だったというオチなんですかね…
子供時代があっという間だったのもスキップモードになっていたらしい…
ドラクエ5の主人公ってあのドッドで緩和されるのかもしれないけど、とんでもない辛い、苦しい、重い運命に立ち向かってきてるとおもうんですよね。
子供時代スキップをしたからこそ、リュカはあんなあっけらかんとしていられたのかもしれない…(辛さは語っていたけども!)
この映画に期待していたし、途中の演出で涙ぐんだだけ、終わった後のなんともいえない悲しい気持ち…
ドラクエ5というSFCソフトをバーチャル体験していたという話ならもうちょっとゲームに忠実にストーリーを進めてほしかったし、双子の王女もいてほしかったな…
ビアンカ派とかフローラ派とか、そんなこと些細だったって思うような内容だったなぁと…
もろもろ微妙だったり、悲しい気持ちになってしまった映画でした。
ただ、バーシャル技術の進化はすごいことになっているので、本当にドラクエ5のゲーム空間を楽しめるVRが開発されたら嬉しいなと思う気持ちはあります。
以上、一個人の感想でした。
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